サをめぐる物語ーむかし、田んぼの神様は「サ」と呼ばれ、山から沢を伝って里に降り、桜を咲かせ、稲の種をまく時の到来を知らせると考えられました。そして皐月が咲く頃に早苗で田植えをし、無事に終えると、感謝と共にサナブリという宴を催してサケとサカナで祝い、豊作を願ったといいます。

木桶貴醸酒「ささ」は、前年の酒を再仕込みし、「さ」が重なり、さらに蔵人の思いが詰まった上品で余韻のある甘口のお酒です。「ささ 2019-2020」は、2019年度に仕込んだ「五人娘 純米酒」を仕込み水として使い、2020年度に木桶で再仕込しました。元々滑らかな甘口の貴醸酒を、2年間熟成を重ねたことでより味わい深くなっています。日本で昔から続く稲作と酒造りという営み、田んぼの生き物や蔵の微生物たちの生命の繋がり、蔵人たちの技と想いの積み重ね、寺田本家での2期分の季節のめぐり合わせが凝縮されています。

「ささ」が皆さまの豊かな時間を醸してくれることを祈っています。

Special thanks to

Creative direction
新井 ‘Lai’ 政廣 (SunTalk) @masahiro_lai_arai
Art direction + Design
飯田将平＋下岡由季＋佐々木晴（ido）@shimookayuki  @sasakiharu

▼木桶貴醸酒「ささ 2019-2020」720ml
https://www.teradahonke.co.jp/fs/terada/gd130

▼木桶貴醸酒「ささ 2019-2020」300ml
https://www.teradahonke.co.jp/fs/terada/gr26/gd131

～嬉しき・楽しき・有難き～