うふふ通信
2021.06.08
みんなの田んぼ -令和3年 芒種の候-
今回は、6月5日までの米作りの様子をお届けします。
蔵人田植え会の前に、当主から米作りのレクチャーと自家田ツアーがありました。
新入社員や各部門のメンバーが参加しました。
開墾中の田んぼは、草が刈っては生える状況です。
別の自家田で田植えをします。
代掻き後の田んぼに縦横の線を引きます。
線を引くのは、はじめが肝心。はじめの線が曲がると全部曲がっていきます。
線が交差したところに稲を植えていきます。
田んぼの水や土はひんやりと冷たく、気持ちいいです。
カエルたちの鳴き声が風に乗って聞こえます。
みんなでやるとあっという間で、午前中には終わりました。
機械を使わない時代は、人が集まって助け合いながら手植えをして、田植えが終わったら「さなぶり」という祝宴を開いたそうです。
「サ」は、山の神様のことで、田植えの始まりのころは「山から神様が降りてくる」といわれていることから「さおり」。
田植えが終わると神様が山にのぼって帰ることから「さのぼり」。それが訛って「さなぶり」といいます。
田植えは、地域や自然、神様との一体感が生まれる楽しい一大イベントだったのでしょう。
※芒種(ぼうしゅ)とは、米などの穀物の種をまく時期という意味で、6月6日~6月20日ごろのことです。